「普通車で活躍する山陽3050系の異端児3066F」
阪神電気鉄道・山陽電気鉄道
6000系の増備によって置き換えが進んでいる3000系列ですが山陽電車初の冷房車として登場した3050系も例外ではなく既に一部の編成が廃車になっており、リニューアルを受けた3000系がいる中で先に3050系が廃車されたことに私は「車両の運命というのはわからないなぁ」って思ってしまいました。3050系は鋼製車とアルミ車の2種類があり、後者は無塗装が基本ですが最初に投入したクモハ3066とモハ3067、そして後から追加新造されたサハ3538は塗装仕上げで、鋼製車との区別が付きにくいです。

(2021.3.31 新開地にて撮影)
普通車に充当される3050系クハ3638以下4両編成です。前面にヘッドマークが取り付けられていますがこれは山陽バス・神戸市交通局と共同で実施されていた「つながるヘッドマーク」というもので、撮影した日が最終日だったためギリギリ間に合ったって感じでした。

(2021.3.31 新開地にて撮影)
「つながるヘッドマーク」が取り付けられていた3050系は3066Fで、先に書いた塗装仕上げのアルミ車ですが姫路方先頭のクハ3638のみ鋼製車であるためアルミ車と鋼製車の混成になっており、3000系列の異端児の一つになっています。アルミ車と鋼製車の混成では3100形とクハ3619の3両編成の方がインパクトがありますが塗装仕上げの3066Fも負けていないと私は思っており、4両固定であるためS特急充当の機会もあり期待度も高いです。