名古屋〜桑名間は近鉄・JR東海共に速達列車を運行し、近鉄は本数の多さで、JR東海は運賃の安さでそれぞれ優位に立っていますが運賃差が100円というのは大きく、何も知らずにIC乗車券で近鉄線に乗ったら大損だなって思うこともあります。往復割引乗車券の桑名特割きっぷを使えばJR東海との運賃差を片道30円、往復60円に縮めることが出来ますが本数の多さで優位に立っている近鉄がこのきっぷを発売しているのは有り難く、自動券売機でも購入出来るので普通乗車券と同じように買えるのも魅力的です。

(2019.12.1 桑名付近にて撮影)
名古屋〜桑名間を走る速達列車は片道100kmを越える名伊間列車も多く、近鉄は5200系列やL/C車を使用した急行を終日運行していますが多くは五十鈴川までの運行で、快速みえとの競合は実質名古屋〜伊勢市間になっています。近鉄ルートと快速みえルートは距離的にはそれ程変わらないため名伊間移動ではどちらを選んでも良いと最近は思うようになりましたが快速みえルートは単線や非電化区間が多いためお勧めは複線電化の近鉄ルートで、座席指定の特急もあるのでそれを選んで快適に移動するのも良いです。

(2019.12.1 桑名付近にて撮影)
撮影した名伊間急行は近鉄名古屋12:41発の1231レ(五十鈴川行き)で、充当されたのはVX08ほか6両編成でしたが5200系列は急行での姿が一番似合っており、名古屋線は同系列に一番適している路線であると言えます。名古屋線の5200系列は全編成が富吉検車区の所属で、VX02・VX03とVX07〜VX13の9編成が活躍していますがVX09とVX10は5209系、VX11〜VX13は5211系で特に5211系は台車がボルスタレスのKD-306系であるため他の5200系列よりスッキリして見え、新しさを感じられます。