伊勢中川〜賢島間を走る普通電車は2両ワンマンが基本で、前のダイヤまでは日中も1時間あたり2本運行されていたので志摩線内の移動もしやすかったのですが現ダイヤになってからは一部の時間帯で志摩線内の本数が毎時1本に削減されたため不便になり、「利用客が少ない区間だから仕方がないとは言え改悪だなぁ」って思ってしまいました。日中に誰もいない船津駅のホームで賢島行きを待っていた時に「これで毎時2本を維持しているのは凄いな」って思ったことがあったのですがJRグループや第三セクターの路線なら2時間以上間隔が開いていてもおかしくない状況なので近鉄のサービス精神には感謝していました。

(2020.8.22 志摩赤崎〜船津間にて撮影)
船津カーブを走る1201系RC07の賢島行き普通です。ここを走る一般車は臨時列車を除いてワンマン対応の2両固定車のみで、一番見る機会が多いのは1201系ですが同系はラッピング車こそ無いものの改造時期による仕様違いがあるため趣味的に面白く、B更新で側扉と妻面、及び乗務員室仕切り部を黒色の化粧板にした編成もいるので注目点も多いです。

(2021.1.1 宇治山田にて撮影)
1201系は伊勢志摩ローカルに充当される車両で唯一車体が狭幅で裾絞りになっておらず、クーラーキセやMc車のパンタグラフの位置からも他形式との区別は容易に出来ますが奈良線系統からやって来た同じ界磁チョッパ車の9000系と比較すると車体幅が狭い分スマートな印象を受け、「幅が違うだけでこんなに印象が変わるんだな」って思ったこともありました。1201系は10編成(RC01〜RC10)いますが9000系も8編成(FW01〜FW08)おり、標準軌仕様の2両固定界磁チョッパ車は名古屋線系統に集められていますが9000系のワンマン対応車は5編成だけなので出合う機会は少なく、伊勢志摩エリアで見ることが出来たらラッキーです。