今回紹介するのは、東海電気鉄道で活躍する(新)1000系電車です。
旧1000系(元国鉄及びJRの103系,及び自社発注車)の置換用に製造され、
現在では4連6本が活躍しております。
△東海電気鉄道(新)1000系電車
この(新)1000系電車ですが、増備理由が『旧1000形の運用置換』のため、
ある程度、旧1000形と仕様を合わせることが必要であった。
編成は、旧1000形と同じ(Tc)1000+(M1)1020+(M2)1040+(Tc)1060 の4両、
4扉車とし、新型車両では標準装備となった先頭車前面の貫通扉設置等を盛り込み、
実用本位な形としたが、デザイン性とを両立した前面形状を採用している。
今までに4両編成6本(合計24両)が製造され、現地での活躍を開始した。
主な使われ方としては各駅停車運用が多いが、臨時で快速電車に充当されることも。
今後によっては、増備される可能性も期待されている。
これは余談だが、この新1000系電車の一部に旧5500系電車の前面を切断し、
新たに新1000系の前面を取り付けた『元5500系の改造車』があるらしい。
*5500形電車とは、旧東海電気鉄道が沼津線と三島線等を運行していた時代に、
相互乗入契約を締結していた某C社の電車と同型で製造されていた車両の形式。
旧東海電気鉄道が会社破綻・休業に陥ったのを境目に『旧三島線の首都急線化』、
『東海電気鉄道の一部車両(主として新型車)の首都急への売却』といった、
単独での会社再建が出来ない状態にまで陥ってしまった『最悪の出来事』の象徴。
形式:5500形(→N-01),9000形(→8000系),7000系(→N-31)
*()内は某C社の形式。売却された車両の大半は当該形式に吸収されたらしい。
他にも、5300系電車の大半や譲り受けていた元東急8000系電車の全編成も、
相次いで譲渡されてしまう(元々は、元東急8000系で置き換える計画であった)。
(ちなみにこの出来事は、元取締役の男が単独で締結をして起こってしまった。)
この事件をきっかけに他社から路線や車両の譲渡を要請される事態となったが、
『復興』が望めない状況下だった一時期は、一部の車両の譲渡に応じていた。
その『最悪の事態』を払拭、これからの発展のシンボルとして期待される。

0