
設計変更前(イメージ)

設計変更後
東静高速鉄道では現在、N580系で運転されている『夜行特急』新型車両が試験用に1編成ロールアウトした。
先に登場したN580系は、試験的な意味合いも兼ねて中古導入されていた581・583系電車と運用を合わせるため、基本的な車内構造は同一のものとなっていました。走行にかかる機器などは現代のものではありましたが、いわば2016年製のコピーでした。
それではいけないということで、1から設計することとなりました。それが『SDN25』シリーズです。925形と名付けられて(東北・上越新幹線で活躍したドクターイエローと同じ形式っぽいけど…)、それぞれ寝台車・座席車として製作。
925-1編成は4号車を除いてオール寝台(とはいっても簡易構造型のノビノビ座席)。天井の機器などは相当無茶な乗せ方になってしまったようです。基本的には夜行特急列車にしか使用することを想定しておらず、団体車両として使用するにも大きな課題を残している車両といえそう。
駆動方式はWN駆動、制御装置はIGBT-VVVFインバータ、動力車及び付随車の構成は4M3T。
計画では、(京神急行電鉄)京神品川〜(都名電鉄)新京都を結ぶ、現在は581・583系及びN580形車両を用いて運行されている列車を代替するのが目的で、より運用の自由度をあげられるかが大きな課題である。
量産車は2007年夏から秋にかけて製造された。ここで大きく変わるのは、925形として登場した試作車を量産車と同仕様に改造、形式名を『SDN25』とし、合わせて改番を行ったことだろう。
試作車は機器などを完全に新規製造としたが、量産車である2編成は余剰廃車となった7800形の制御電動車の足回りを中間動力車に流用している。

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