あれは確か5月の半ばあたりではなかったでしょうか?
村人1のちょこおんまさまから「 福島の保健所にスピッツらしき白い犬が居るんですけど、月さん興味ありませんか?」とメールを頂きました。
収容情報を見ると「 雑種 」となっていましたが、紛れもなく日本スピッツでした。
普通であれば「 日本スピッツなら放っておけないわ!私に任せて!」と息巻くところですが、なにせ遠いんです。福島は・・・
「 そんな遠いところからどうやって運ぶのかしら?」と仮母は、あまり現実的ではない引き取りにちょっと消極的でした。
しかも説明文に −人馴れしていない、長く放浪していたようだ− と書かれてありました。

搬送距離が遠い上に、下手をすると譲渡出来ないかも知れない・・・そんな一抹の不安が脳裏をよぎります。
こういう超少人数で活動していると、
引き出す=譲渡出来なければ自分で引き取るの構図が出来上がるわけですよ・・・
正直一か八かの大勝負!ほとんどギャンブルなんです。
でもちょこおんまさまが「 もしよろしかったら、見て来ましょうか?」と言って下さったので、迷いつつもお願いする事にしました。
自分で見極めをしないで引出す・・・これも物凄い事なんですね。
観察して頂きたい点をいくつかあげて、もしそれに合致しないようであれば、引き出しは諦めようと思っていました。
夜観察した様子をメールして下さったのですが、イマイチ引き出しに結びつく手応えがないんです。

そうするとそれを察知して下さったのか、何と!もう一度見に行って下さったのです。
2度目のメールは何となく諦めムードでした。
でもちょこおんまさまの手からジャーキーを食べてくれた事やら、攻撃性は一切ないと言う事、譲渡希望で誰かが見に来たけれども、ケージの奥で固まっている様子を見て断念したらしい事を聞いて・・・
「 ああ〜この子は私が引き出さないと殺処分されてしまうんだ・・・」と初めて頭の中でピントが合いました。

そんなんじゃ譲渡犬として残される事も望み薄でしょうしね・・・
仮母は決断しました。
やれるだけの人馴れ修行をやってみよう!もしダメなら自分で被ればいいし!
そうしてタッキーはしろいぬの里にやって来たのでした。

それからの事はブログで書いたとおりですが、覚悟はしていましたがやはりなかなかの野生児振りでした。
でも何とかなるもので、どうにかこうにか1ヶ月掛けてトライアル出来るまでになりました。
そしてこの度
正式譲渡 
のご希望を頂き、晴れてT家の一員になる事が出来ました〜。ひゅ〜!
トライアル中、失敗か?と思われた事もあったそうですが、どうにか馴れて今ではご家族の後を付いて回るまでになったそうです。
新しいお名前も頂き、
コロンくんになったそうです。
コロンくん、おめでとう!これからは風来坊は返上して、普通の家庭犬として幸せになってね!
そしてもう1匹のふぐすまっ子・・・村人2のべこさまが、さらに奥地から(笑)連れてきて下さったスザンヌさん。
きっちり1週間でお返事を頂き、危なげのない
正式譲渡 
になりました。
まあ、歴代ダックスを飼っていらっしゃる方ですのでね、安心してお任せする事が出来ました。
あのへらへらぴょんが、今や都内のお嬢さまですからね?
広いお庭で毎日遊んで暮らしている事でしょう。
スザンヌさん、おめでとう!可愛がって貰いなさいね
静と動・・・まるで真反対の性格の2匹でしたが・・・
それぞれの幸せを見つけて、旅立って行きました。
そんなこんなでふぐすまっ子第一期生、揃って卒業です!
おめでと〜〜〜〜〜〜う!
お世話をして下さった福島保健所の職員の皆さま、遠い遠い道のりを搬送して下さったちょこおんまさまとべこさま、お世話になった病院のスタッフの皆さま、ご寄付、ご支援をして下さった皆さま、アフィリエイトにご協力下さった皆さま、わんクリックして下さった皆さま、そして応援して下さった全ての方々に感謝致します。
お陰さまでふぐすまっ子たちは幸せを掴む事が出来ました。
そして何よりも里親さまに名乗りを上げて下さったTさま、スーパパさま、どうも有り難うございました。
末永くよろしくお願い致します。
ふぐすまっ子のど根性で勝ち取った幸せ
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