そんなこんなでゆずりんは、鬼野訓練学校の夏期講習に強制参加させられた訳ですが・・・どんな手荒な事をされたのかと言うと・・・
驚かないで下さいね?
何て酷い事をって・・・
仮母がゆずりんにした、目も当てられない程酷い事・・・
それは・・・
放置!ひたすら放置!
犬が威嚇したり吠えたりするのには色々な理由があると思うのですが、ゆずりんの場合月丸あにぃなんかとは違い、どうも恐怖心からそういう行動に出ているように思えたんです。
恐らくは、これまでそんなに頻繁に人間との関わりがなかったのでしょうか?
初めての環境に、見るもの聞くもの全て怖い〜そんな理由から強く出ているように感じました。
まあ違ったら違ったで、やり方を変えれば言い訳ですから・・・

ハハハ!
だって夏はまだまだたっぷり残っていたんですからね〜(笑)
仮母も下手に出してトライアル失敗させるくらいなら、じっくりお付き合いしましょう〜と腹を括りました。
そうね!しろいぬの里っていうところがいいわよ!
さて、放置と言っても色々あるのでしょうが、ゆずりんの場合横を通っただけでもムキッパーでウ〜ウ〜唸るので、ひたすら無視!声も掛けない目も合わさない。

当然お散歩も行かなければ、お水やフードもケージ越しにジャララ〜ッと入れるだけ・・・
だって・・・咬まれるの嫌ぢゃないですかぁ?痛いし。。。
しかも柴犬に有りがちな食べ物に対して異常な執着もあり、ドライフードが嫌いで自分から残しているくせに、食器に触ると怒るんですよね?ちっ!
まあいいわ〜一生そうやって唸っていなさいな・・・

そう思いつつもひたすら無視し続けていたわけですが、3〜4日目から状況が少しずつ変わり始めました。
それは主にチーム・綿菓子やら他の保護犬をお散歩に連れ出す時に起こりました。
ゆずりん・・・元は完全外飼いだったのでしょうか?
とにかく屋外に行きたくて屋外に行きたくて、その時ばかりはヒャンヒャン言うんです。
トイレも全て屋外でしていたんでしょうね?

随分我慢していたようですが、それでも無視し続けていたらケージの中でしてしまっていました。
ちっこの方は網スノコだったので気にならなかったようですが、ウンピーは綺麗好きな柴犬らしく上手に隅っこでしてありました。
そして大体どのくらい経ったでしょうか?10日くらい経った頃でしょうかね?
ゆずりんが仮母にシッポフリフリ愛想を振りまくようになったんです。
こう・・・目を細めてお耳ぺったんで・・・

そして他の犬にも、余程の事がない限り吠えなくなりました。
押しても引いてもどうにもならない・・・
こりゃあダメだべしって思ったんでしょうかね?
張り付いたような「 降参したばい! 」的な笑顔だったのが、何を考えているのかとてもよく分かって笑えました。
そしてゆずりんは晴れてお散歩に行く事が出来、リビングのサークル教室に移動する事が出来たのでした。
この時点で福島を出てから約2週間が経っていました。
しかし喜ぶのはまだ早い!
ゆずりんは完全に改心したわけぢゃなかったんですね〜
ええっ!まだ改心してないの?
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