指を怪我して痛いのは確かに辛かったですし、生活するにもとても不自由でした。
でもね・・・一番困ったのはチーム綿菓子をはじめ、預かり犬達までもが目の色が変わった事でした。
じっと仮母の指を見つめる虹ちゃんですが、これは決してこういう風に

思っているのではなく・・・
真実はこう

なのです。
どうも血の匂いに惹かれるのか?やたらと舐めたがられて困りました。
ソファーに座ってTVを見ている時など、うっかりすると全員が指に釘付けだったりして、何度も身の危険を感じたものでした。
何故?生食をさせているから?とも思いましたが、アンジェラさんもルーくんもドッグフードですし???
犬の中の野生が目覚めるんでしょうかね?
だから!私は獲物じゃないっつうの!
咬まれてからちょうど1ヶ月経った頃、半分に割れた爪の下だけが伸びて来て「 それ、上の爪剥がさないとやばくね?」とR188が脅かすので、病院に行く事にしました。
先生はペンチのような器具を取り出し、指を消毒し始めました。
私が嫌そうにしていると、先生が「 大丈夫ですよ、もう完全に死んでますから剥がしても痛くないですよ」とおっしゃったんです。
仮母は明るい先生の口調に安心してお任せしたのですが・・・
バキッ!!! と派手な音を立てて指先からゆっくりと外れる爪・・・
確かに死んでいたらしく、その派手な音の割にはそんなに痛みはありませんでした。
が・・・!
次の瞬間・・・
あっ、痛っ!!!
信じられない事に・・・もう完全に死んでいると思い込み、勝利を確信した先生が力一杯引っ張った爪の、最後の最後の2ミリくらいの部分がまだ生きて繋がっていたんです。
その様はまるで・・・イタリアの名車
ランボルギーニ・カウンタックのようでした。
仮母はあまりの痛さに、思わず「 うえっ!」とか「 ぐえっ!」とか蛙を潰した様な声を出してしまいました。
先生はなおもそのまま剥がそうとされたのですが、あまりに悲痛な声を聞いたせいか、慌ててハサミで切っていらっしゃいました。
お陰でせっかく順調に治ってきていた指がまたズキズキ!
全く違う種類の痛みを抱える事になってしまったのでした。
ううっ。。。これって泣きっ面にススメバチ?
そんなこんなで( 先生曰く )恐らく全治2ヶ月の咬み傷を負ってしまった仮母・・・
いくらとばっちりだったとは言え、咬んじゃダメですよねぇ?
咬まれた当日は「 もう絶対に許さないから!一生ここに入ってなさい!」とバリケンに放り込んだものの・・・
顔に似合わない可愛いピィピィ声

を出されると、一生入っているはずだったバリケンから次の日には出て・・・
それでも優しくなんてしてやるものか!と心に誓うのですが・・・
3日目くらいにはお姫さま抱っこなどをしながら、「 世界で一番可愛いねぇ?」などどたわけた事を口走ってしまうのでした。
あ〜あ、惚れた弱みってやつかしら???
こうしてアンジェラさん食糞事件&月丸咬み付き事件と、まるで魔物にでも取り憑かれたような年末は幕を閉じたのでした。お〜わ〜り〜
「こいつブサイクじゃね?」とR188に言われても
真に受けない仮母に哀れみのわんクリックを!
にほんブログ村
にほんブログ村