西原天気 句集「けむり」  

クリックすると元のサイズで表示します

随分前になるが、吟行句会にご一緒したことがある、天気さんの「けむり」を購入した。俳句作品集としてまとめたものは何冊かあるけど、句集の購入ははじめて。
何しろ、装丁がユニーク、束の糸綴じが背表紙がないので、見えて、しかも束ごとに白、薄いピンク、草色が交互に見えるのだ。実に美しい。古筆の綴じ方にも同じように、殊に好きな関戸本古今集の綴帖装に通じる。表紙がないのは飛んでいってもいいと、作者は言っていたのは、「けむり」の題のように。。

帯の八田木枯さんの推薦文も素敵だし、フェル(?)の猫のイラストがグッド。

さて、作品をゆっくり読んでて、少しだけ。。

 まばたきの軽さに浮いてあめんぼう

あめんぼうの質感、睫毛の長い女性と一緒にのぞいているような。。ふあーとしてくる。

 糸屑をつけて昼寝を戻り来し

帰省して母親のそばに昼寝をしたときだろうか。母が、針仕事の内職でよく糸屑が散らかっていたことを思い出した。

 福笑のつぺらぼうにして畳む

子どものころの大勢が集まって笑いながらいた福笑。畳む、には少し大人になって、思い出を重ねている。

                         (つづく

1



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ